占いの未来予知は実在するのか
占いで未来はわかるか?
占いで最も有名なものは、まさしく未来予知でしょう。「あなたは〜すればこうなりますよ」というセリフは、ある意味最も占いらしいセリフといえるでしょう。では、実際問題、占いによって未来を予知するという芸当は可能なのでしょうか。私の考えでは、狭義的な意味では可能な場合もあるという立場です。重要なのは、未来というものをどう定義するかということです。未来とは、科学的に言えば、現在の時刻から四次元方向にXだけ進んだ事象のことです。そして、世界を観測するのは、自分自身です。狭義的な意味でといったのは、自身が観測する未来を予知することは容易であるからです。簡単に言いましょう。あなたは今椅子に座っているとします。5秒後に椅子から立ち上がるだろうと「未来予知」します。そして、実際に5秒後に立ち上がれば、あなたは未来を言い当てたのです。詭弁のように聞こえるかもしれませんが、自身の観測する世界の未来予知とは、この程度のことなのです。では、他人の場合は、どうでしょうか。
占いは他人を占うのが一般的です。他人の未来を占う(それについて助言する)ことは、言ってみれば、相手の性格から、行動を正確に予測することと、ほぼ同じであると私は考えます。「相手の性格なら、この言葉を受けてこのような行動を起こし、結果としてこうなりそうだ」というように、緻密に予測して助言し、そのとおりに事が運べば、立派な未来予知の完成です。ですが、これはあくまで科学的な考察に過ぎません。実際はこんな面倒な事をせずとも、未来を言い当てる不思議な人がいるのもまた事実です。彼らの予測は、現代レベルの科学的に説明することは不可能です。時間の流れの上には、無限に近い数の分岐点が存在します。多世界解釈に近いですが、未来を形作るのは、無限個の選択の結果です。それを正確に読み解くことは、どんなスーパーコンピュータにも不可能な演算の果てにあります。あるいは、そのような予知ができることこそが、占いの本質的価値と可能性なのかもしれません。